第六章 なぜ少年は戦えるのか?

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その後ヴィヴィオとノーヴェ、後ついてきたウェンディと合流し、ストライクアーツの公共練習場へ 着替えを素早く終えた零は右手首と左手首にデザイン違いのリストバンドを着けていた。 リオ「おまたせー、!その左のリストバンドって」 零「これ?クリスマスの時のプレゼント交換の時にコロナにもらったやつだよ」 コロナ「ずっとつけてくれてるよね」 零「そりゃリストバンドだし、それにコロナに貰ったものだからさ、ずっと大切にするよ。」 コロナ「う、うん。そう言ってくれるなら嬉しい・・・です///」 零「どうしたの?コロナ顔真っ赤「はい、ストップ」?ヴィヴィオ?」 ヴィヴィオ「これ以上はコロナがもたないからだめだよ!」 零「もたないってなに「ほら、いいから練習始めるぞ」!姉さん・・・じゃなくて先生!」 ウェンディ「零~頑張るッスー!!」 ・・・ キィィン!! 零「はっ!はっ!!」 バッ!ズババ!! 腕を硬質化して拳を振るう零、拳を振るうだけでなく跳んだり、ステップを刻んだりと動きも加えて動く。 リスタ「いいぞ、今日もブレも少なく、硬質の持続もできている。」 ウェンディ「零はいつもあの練習を?」 ノーヴェ「あぁ、あいつの長所でもある柔軟な発想力と瞬発力、そしてそれを支える硬質化、三つを伸ばすには零ができる『動き』という選択肢を増やすこと、拳や足を振るってより細かな感覚を研ぎ澄ませること、そして硬質の持続、こうしてやっていくんだ」 ウェンディ「零の場合は自力が上がれば上がるほど魔法を使った状態も強くなるッスからね。」 ノーヴェ「そ、零の格闘技術が上がれば硬質化は単純な破壊力と防御力の上昇に繋がる。それで硬質化の精度上昇はアクセルスタイルの持続にも繋がる」 ウェンディ「それにしてもみんないっちょまえにっスねぇ」 零達は同年代に比べてもかなり本格的に見えた。
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