特別篇~君のハッピーバースデー~

17/23
前へ
/121ページ
次へ
零「(あぁ、そうだ・・・俺を想ってくれてた人達は皆言ってくれてたんだ)」 『ばあちゃんは零が生まれてくれて嬉しかったよ』 幼き日に覚えている祖母も 『私は零君に会えて良かったですよ。零君が生きててくれてよかったです。』 不安だった頃を支えてくれた園長も そして今 『生きててほしい!』 自分を想ってくれる家族も 零「(皆、皆俺に想ってくれてた・・・愛をくれてた)」 感じる、あの日分からなかったことも今なら分かる。 リスタ「零」 零「リスタ?」 リスタ「私は零がいないと生まれなかった、生まれなかったら零と友達にはなれなかった。だから零がいてくれて嬉しい。きっとヴィヴィオやコロナもそう思っている。」 零「・・・うん」 自分を守ってくれた、想ってくれた母、祖母、園長、家族、友達・・・色んな人から自分は愛されていたことが分かる、だから 零「皆ありがとう・・・もうクヨクヨするのは止めるよ。・・・ううんクヨクヨしてもその時は皆に助けてって言うよ」 「ちゃんと皆が大好きな俺で・・・ナカジマ零でいるよ!」 その人達に恥じぬよう胸を張って生きたい、そう思った。 いつもの笑顔に戻った零 ウェンディ「っ~零!」 零「わわっ!?」 ウェンディに抱き締められる ウェンディ「零のおバカー!!心配したっスー!!!」 零「ご、ごめんなさい」 ディエチ「ほら、ウェンディ落ち着いて。今からすることあるでしょ?」 ウェンディ「うん・・・少し過ぎちゃったけど、今からでも遅くない!ノーヴェ!」 ノーヴェ「分かってるよ、ほら零立て・・・ちょっと出るぞ」 零「え?」
/121ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加