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ノーヴェに連れられて来たのは公園
零「ノーヴェ姉さんなんでここに?」
ノーヴェ「お前が心配をかけたのは私達だけじゃないだろ?」
零「!もしかして「零!/零君!」!コロナ、ヴィヴィオ・・・」
ガシッ、グッ!!
二人に抱き締められる零
零「!?ふ、二人とも!?「ごめんなさい!」え?」
ヴィヴィオ「コロナから聞いたよ、ずっと辛そうにしてたって・・・私友達なのに気づけなかったから・・・ごめんね」
零「そんなの・・・ヴィヴィオなにも悪くないじゃん・・・」
コロナ「だったら私は気づいてたのになにもできなかった、声をかける位しかできなかったから・・・もっとなにかできたかもしれないのに・・・」
零「そんな、コロナも悪くないよ。悪かったのは俺だよ。謝るのだって「ストップ」!」
ノーヴェ「自分が悪い、謝るのは自分・・・それは違うだろ?二人はなんでお前に申し訳ないと思ってるんだ?今のお前なら分かるだろ?」
零「・・・うん」
ノーヴェ「それをちゃんと話せ、必要な言葉がなんだ?」
心配をかけてしまった罪悪感はある、それを謝らなければならない。けどそれより先に言わなければならないことがある。
零「ヴィヴィオ、コロナ・・・ありがとう」
ヴィヴィオ「え?」
零「俺なんかを・・・ううん、俺を心配してくれてありがとう。心配をかけたのはやっぱりごめん」
涙を浮かべて自分に抱きつく二人は心から心配してくれている。それほどまでに自分を想ってくれたこと・・・それが嬉しかった。
コロナ「零君・・・」
分かったこと、感じたことを言葉にするのは難しい、言葉を発するのは簡単でも・・・
零「グスッ、ありがとう・・・お、れを、想ってくれて・・・ありがとうっ・・・」
それより先に感情が出てしまうから
ポスッ、零の頭にノーヴェの手が乗せられる。
ノーヴェ「心配はかける方もかけれられる方も辛いってよく分かっただろ?」
零「うん」
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