特別篇~君のハッピーバースデー~

18/23
前へ
/121ページ
次へ
ノーヴェに連れられて来たのは公園 零「ノーヴェ姉さんなんでここに?」 ノーヴェ「お前が心配をかけたのは私達だけじゃないだろ?」 零「!もしかして「零!/零君!」!コロナ、ヴィヴィオ・・・」 ガシッ、グッ!! 二人に抱き締められる零 零「!?ふ、二人とも!?「ごめんなさい!」え?」 ヴィヴィオ「コロナから聞いたよ、ずっと辛そうにしてたって・・・私友達なのに気づけなかったから・・・ごめんね」 零「そんなの・・・ヴィヴィオなにも悪くないじゃん・・・」 コロナ「だったら私は気づいてたのになにもできなかった、声をかける位しかできなかったから・・・もっとなにかできたかもしれないのに・・・」 零「そんな、コロナも悪くないよ。悪かったのは俺だよ。謝るのだって「ストップ」!」 ノーヴェ「自分が悪い、謝るのは自分・・・それは違うだろ?二人はなんでお前に申し訳ないと思ってるんだ?今のお前なら分かるだろ?」 零「・・・うん」 ノーヴェ「それをちゃんと話せ、必要な言葉がなんだ?」 心配をかけてしまった罪悪感はある、それを謝らなければならない。けどそれより先に言わなければならないことがある。 零「ヴィヴィオ、コロナ・・・ありがとう」 ヴィヴィオ「え?」 零「俺なんかを・・・ううん、俺を心配してくれてありがとう。心配をかけたのはやっぱりごめん」 涙を浮かべて自分に抱きつく二人は心から心配してくれている。それほどまでに自分を想ってくれたこと・・・それが嬉しかった。 コロナ「零君・・・」 分かったこと、感じたことを言葉にするのは難しい、言葉を発するのは簡単でも・・・ 零「グスッ、ありがとう・・・お、れを、想ってくれて・・・ありがとうっ・・・」 それより先に感情が出てしまうから ポスッ、零の頭にノーヴェの手が乗せられる。 ノーヴェ「心配はかける方もかけれられる方も辛いってよく分かっただろ?」 零「うん」
/121ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加