特別篇~君のハッピーバースデー~

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ノーヴェ「今、お前の頭の中では心配かけて申し訳ないとか、想ってくれて嬉しいとか、色んな感情がぐちゃぐちゃになってる。それを一回ちゃんと流せ」 家族の前ではこれ以上心配かけまいと耐えれた涙は、本当は流さねばならない涙で・・・ 今までの人生で溜め込み続けていた涙だった ヴィヴィオ「そうだよ、零は我慢しすぎだよ。初めて会ったあの時も今も・・・零は我慢してばっかりだよ。・・・だから泣いていいんだよ。」 零「っ!」 家族になったあの日の涙、初めての試合で悔しくて流した涙は、ほんの一角で コロナ「お姉さん達ほどはきっと無理だけど・・・私達にも零君のこと支えさせてほしいな。」 零「くっ・・・うぅ・・・」 本当は、生まれて初めてあの夢を見た日から泣きたかった。 助けて、怖い、辛いと泣きたかった。 けど耐えていた・・・耐えてしまった。 想いが、愛が分からなかったから、けど今は違った 零「あっ、あぁ・・・」 先程は愛されてることが嬉しいと思えた、だけど今は自分を愛している人に心配をかけて辛い思いをさせてしまったことが分かった、様々な感情が混ざりあって分からなくなって・・・ 零「ごめん、ごめんなさい・・・」
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