特別篇~君のハッピーバースデー~

22/23
前へ
/121ページ
次へ
ディエチ「零と出会えたこと、それと零が生まれて今ここにいること、すごく嬉しいよ。だからお祝いしよう。」 リスタ「私の誕生日も今日だと言えるだろう。零がいるから私がいる、だからおめでとう零・・・これからもよろしく頼む」 ギンガ「ほら主役はこっち」 零は椅子に座るように背を押される。 ヴィヴィオ「もう!ノーヴェなんでもっと早く言ってくれなかったの!?」 ノーヴェ「言おうとしてたんだけど色々あったから・・・」 コロナ「ど、どうしよう、私達なにも用意できてないです・・・」 ゲンヤ「必要ねぇよ、零の顔見てみろ。」 視線を向けた零は机の上に並ぶ自分の好物の料理とケーキ、そしてそのケーキに乗っているチョコに書いてある言葉を見ていた 零「家族記念日・・・」 右も左も分からぬ世界にきて不安だった気持ちを押し隠していた自分を受け入れてくれて家族と出会ったあの日を思い出していた。 あの日出会えたから・・・今がある。 零「っ~!!」 嬉しくて嬉しくて仕方がなかった ・・・ コロナ「本当だ、あんな零君初めて見ました」 ヴィヴィオ「すっごく嬉しそう」 ゲンヤ「アイツには嬢ちゃんらの気持ちが一番嬉しいんだ。ただまぁどうしてもっていうならな?」 二人に耳打ちするゲンヤ ヴィヴィオ「え!えぇ?む、無理ですよぅ」 コロナ「れ、零君は喜びますか?」 ゲンヤ「おぉ、喜ぶ喜ぶ。それに祝福の意味を込めてやってやってくれよ」 ヴィヴィオ、コロナ「は、はい」 ギンガ「お父さん?二人になに言ったの?」 ゲンヤ「なーに男なら嬉しいこと教えただかだ」
/121ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加