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首筋にキスを繰り返しながら彼女の胸元に手を置く望都。
これ以上見ていられなくて、私はそそくさと隣にある自分の部屋へと入った。
部屋の中は暑く、窓を開けて網戸にしていても全く涼しくならない。
それでも隣でこれから始まるであろう行為の声を聞きたくなくて、私は慌てて分厚い防寒ガラスの張られた窓を閉め切った。
―――電話の声が聞こえるくらいだもの・・・。
思い出したのは、以前望都が部屋で電話を掛けていた時の事。
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