第1章

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「一泊な。それ以上は絶対に無理だからな。」 「では、お邪魔します・・。」 日野はなにやら水性マジックペンをとりだし、ベットを中心とした所を地面に線を引きだした。そして 「ここから先は入るなよ。」 と冷たい瞳で言い放った。 「あのー日野君、そこまで俺というものを否定しなくても。」 「寝る。話しかけてくるなよ。」 そう言って彼は布団の中に入り、無言になった。 はぁ・・こんなところ来ちゃって、しかも、人には拒否られるしで精神的にきついわ。 鞄にはいっていたmp3プレイヤーで音楽を聴きながら、俺も少し寝た。
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