第1章

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おれは考えたが意味が理解できなかった。 「二十歳になったらとか、殺されることが決まった時とか」  ああ・・なるほど。そう言うことならわかる。 俺たちが一番恐れなければならない事態になることもあるかもしれない。 「一度見学させてもらってから決めます。」 俺が軽めに言うと。 「じゃあ放課後の体育館で」 じゃあね~といいながらふらふらと廊下の外まで歩いて行った。 「由良さん高校3年だから特に気にしているんだろうな・・。」 広瀬がこっそりとつぶやいた。  俺らは恐れられる存在だ。後どれぐらい生かせて貰えるのか。 「とりあえずあらかた説明は済んだから、教室に戻ろう。」 と広瀬が言った。 ふと、朝ご飯食べてないのを思い出した。 「案内ありがとう。そういえば昼ごはんもうすぐ?」 「次の授業が終わったら昼飯だよ。次は数学かな。」 そして俺たちは自分らのクラスに戻っていった。  数学の授業を終えて、広瀬が俺の席にやってきた。 「惣菜パンと学食どちらがいい?」 学食に興味があったので 「学食がいい!」 と少し声を大きめにして喋った。 「じゃあ学食に決定!早く行くよ並ぶから」
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