2人が本棚に入れています
本棚に追加
ノックをし、「失礼します」と言い、職員室に入る。
職員室には、一人の男の人だけしかいなかった。
資料を読んでいる。
「あの~これ提出にきたのですが。」
「ああ、ごめん。集中してたみたいで」
男の姿は白衣をきていて、ポケットからぶら下がっている、パス券みたいなのをみたら、「カウンセラー 豊永健一」と書かれていた。
「ああ、それなら預かっておくよ」
気さくで話しやすそうな感じの人だなと思った。
「パジャマかぁー。それならすぐに出せるよ。待ってて」
俺は豊永さんを待つことにした。
待ってるあいだにそれぞれの教科の先生の机が見える。
英語の授業で小テスト作っているのが見えた。・・ダメだ。みてはいけない。
そう思っていたら豊永先生が戻ってきて、透明な袋にいれたパジャマらしきものを持ってきた。
「これでよかったかな。」
と言われパジャマを受け取った。
「はい、ありがとうございました。」
「君は・・・なんていうか普通だね・・。」
「はぁ・・。そうですか。」
普通と言われ、喜んでいいのか、悪いのか・・・悩んだ。
「今度君のカウンセリングがある。まああんまり緊張せず普通にしゃべってくれていいから。」
「は・・はいわかりました。」
最初のコメントを投稿しよう!