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と俺が答える。
「そして、捕まる。俺はここのことを鳥に例えているんだが、カゴの中の鳥は飛ぶことさえできない。・・・だがしかし部屋で飼う方法として翼の一部を切り取って飼う方法がある。それなら飛べはするがあまり遠くには飛べない。どっちも残酷だと思うが、人間の思いどうりになる鳥の買い方っていったらそんなもんだ。君は得Aの人間だから、翼を切られたほうかな。」
「その例え方は面白いですね、・・・この世界をおかしくしたのは全部人間のせいだと俺は思っています。」と俺は言う。
「そのとおりだね。だから人間は世界にとっていらない存在だと思うんだけどね。ちょっと人間は増えすぎた。温暖化による台風被害も多くなってる。でも、人間はあまり反省しない。」
「そうですね。反省しない、俺もどう反省したらいいのか解らない。」
「モンスターチルドレンが生まれえたのも人間のせいさ。大人が悪い。」
豊永がクッキーを食べながら話し出す。
「ここを快適に過ごす、君になら出来そうだ。」
俺はさっきから気になっていた事を言った。
「豊永さんその腕の傷どうしたんですか」
彼の右腕の傷が大きい。
「ああこれは高校時代にね、自殺しようと思って包丁で切ったんだ。・・・まあ生き延びたけどね。こっちの傷は生徒に付けられちゃったんだけども。まあしょうがないよね。」
「なんで、カウンセラーになったのですか?」
「自分の為にやってるのさ」
「自分の為?」
「ああ、救われる。誰かに必要とされてると思えば俺は救われる、と思い込まねばやってられない。・・・まあそんなにきにしなくていいよ。今はこの生活が結構好きなんだ。」
「そろそろ30分ぐらいかな。きょうはここまでにしよう。」
部屋にある時計を見て豊永さんが言った
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