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 よし。これで何とか紹介することまでこぎつけたぞ。  あとは二人がどう化学反応を起こしてくれるかだ。  斑目に靡かなかった女は見たことが無い。  けれど、亜由子の話によると芹沢世理はつまみ食いはしても、男に溺れることは無いという。  亜由子は言葉を濁したが、過去の男に問題があるらしい。    兎にも角にもようやく俺の計画が動き出した。 「頼むぞ、斑目」 「なーんか良くないことを考えているよな、やっぱり」  オレもそんなに暇じゃないんだけど、と嘯いた斑目は枝豆をもう一皿注文した。
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