彼氏

3/10
3693人が本棚に入れています
本棚に追加
/246ページ
それから30分くらいしたら、翔太がやって来た。 「さっきコンビニに行ったんだってな」 「あ、渉から聞いたの?」 翔太が手にしている袋を見て、コンビニへ寄ってきたんだとすぐにわかった。 「まあな」 そう言って、コンビニ袋からビールを一缶出してベッドを背もたれにして座る。 そのままぐいっと一気に半分くらい飲んだ。 「こんな真っ昼間から飲むの?」 「明日酒が残っていたらまずいし、今飲むしかねぇだろ?」 まあ確かに、夜飲むと朝まで引きずったりしちゃうもんね。 これから遠征って時に、お酒のにおいはまずいか。 「悠亜……こっちに来いよ」
/246ページ

最初のコメントを投稿しよう!