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目覚める
周りは草木が生え心地よい風が吹く
「ここは何処だ…?」
独り言、誰もいないと思っていた
「起きたか?ここは魔の森」
透き通るような声が響く
起き上がると目の前に白のドラゴンがいた
そこに当たり前のようにいる
ここではごく普通の在り来たりのことなのかもしれない
「ドラゴン…?」
思わず声が漏れる
「しまった…」
息をのむ
「心配しなくてもいい、とって食おうというわけではない」
安心させるような高めの声が頭に響く
目の前のドラゴンは静かに首を挙げた
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