プロローグ

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―???side― ――ピピピピッピ―カチャ 「んぁ…6時…」 目覚まし時計を止めた私は目を擦りながら起き上がる 「…お腹すいた…」 お腹がすいた私は、朝ごはんを求め、キッチンに向かう 着替えは後だ 腹を満たしたい 親は仕事でいないため、ご飯も自分で作らなければならない 適当にご飯をつくりそれを掻きこみむ 「ふぃー ご馳走さま」 …うし…じゃあ早速 食器を片付け、歯を磨き、制服を着る よし オーケー 大きな鏡にうつった制服姿の自分をみて 問題は無いと頷く 「時間は…6時半…これくらい早くなら大丈夫かな」 私の名前は佐藤 要(サトウ カナメ) 平々凡々な高校1年生の16歳だ 私の家から学校まで10分ほどかかる 今から登校するとなると学校につくのは 6時40分位になる 早い、明らかに早すぎる 朝練があるなら別だが私は帰宅部だ 早くにいく必要はないのだが 私には大切な事だ 今の時間なら『あの子』はまだ寝てるはずだ 鞄を掴み、玄関へと急ぐ 靴を履き、ドアノブに手をかけ 「いってきます」 そう呟いてドアを開けた 「あ!要ちゃんおはよう!」 ……は?
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