第1章
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「んっ。」 キスの合間に漏れる君の声。 『やべっ!これ以上したら、俺が止まれなくなる。』 そう思って、余裕があるフリをして離れる。 葉月ちゃんとの交際を反対する事務所を辞めて、新しい事務所に移動してからやっと出来たゆっくりした時間。 前から連れて来たいと思っていた自宅へ連れて来れたのに、早速ベッドへ…なんて、雰囲気もへったくれもない。
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