第1章

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「普段はこんなに綺麗じゃないから。」 そうつけたして、キッチンに消えて行った。 「あ!桂さん、私もお手伝いします!」 「葉月ちゃんは、準備出来てからでいいよ。荷物はソファとか適当に置いていいから。」 「は、はい!」 持っていたバッグからエプロンとヘアクリップを取り出して、ソファの横に置く。 髪をまとめて、エプロンを手に取り一瞬、考える。 『桂さんとお揃いのエプロン。恥ずかしくて、今までつけれなかったけど…今日は特別な日だし…。………つけてみようかな。』 ちょっと躊躇してから、身体に身につける。
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