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「………」
桂さんが無言のまま立ち尽くしていたので、私は恥ずかしさをごまかす様に、
「こ、このボウル使って良いですか?」
とキッチン台に置いてあるボウルに手を伸ばした。
『やっぱり似合ってないのかな?あーん。こんなことなら持って来なければよかった…。』
そんなことを考えていたら、伸ばした手を掴まれた。
「はぁ~~~。」
桂さんの深いため息。
『そんなため息をつくほど?!』
先ほどとは別の意味でドキドキしながら、桂さんに視線を送ろうと顔を向けると、目の前に桂さんの胸が現れた。
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