第1章 あたりまえなことに ありがとう

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それからの彼女はリハビリに取り組むスピードも回復のスピードも速かった。 数ヵ月後、彼女は退院した。 「これからあと三年は前のように学校だ。」 と心が踊っていた。 しかしながら、学校のなかを自由に動くことは出来なかった。 彼女はまだ車イス生活であったため学校の二階へはあがれなかったのだ。 友達に会えた嬉しさとは別にまだ自由に動くことができない悲しさが複雑に入り組んでいた。
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