第1章

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片耳稲荷が黙ってしまったその時・・・・・ 突然甲高い声が響いた。 「私は!」 「お前さんは・・・・新入りの・・・津波の・・・・・」 片耳稲荷が不安そうに声をかける。 「私は・・・偽善でもいい。 平和が好き。 子どもが泣く顔が見たくない。 いいえ、家族の涙を嫌なの。 だって、一番最初に傷つけられるが戦争。 大人だけでやってほしい。」 よく言ったと片耳稲荷ほかの付喪神が褒め称えていると・・・・ 面白そうに・・・眺める軍服は・・・ 泥土のように絡みつくような声をあげて笑った。
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