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片耳稲荷が黙ってしまったその時・・・・・
突然甲高い声が響いた。
「私は!」
「お前さんは・・・・新入りの・・・津波の・・・・・」
片耳稲荷が不安そうに声をかける。
「私は・・・偽善でもいい。
平和が好き。
子どもが泣く顔が見たくない。
いいえ、家族の涙を嫌なの。
だって、一番最初に傷つけられるが戦争。
大人だけでやってほしい。」
よく言ったと片耳稲荷ほかの付喪神が褒め称えていると・・・・
面白そうに・・・眺める軍服は・・・
泥土のように絡みつくような声をあげて笑った。
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