0人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
俺はハゲている。
知ってる。
男は概ね中年以降は髪の毛が抜け始めてハゲる。
でもそれまで髪が生えていたなら、ふさふさな時に人生を楽しめればまぁOKである。
今、俺は28歳。髪の毛の話をすると会社ではよく髪の毛でいじられる。「頭皮が見えてるぞ~」とよくからかわれる。ハゲとダイレクトに言われることもある
今、禿げている。
少し人生を巻き戻して、俺が20歳のころはどうだったか…
禿げていたw
思春期真っ只中ということもあり、恥ずかしさから髪の毛を金髪にした。中途半端なものではなく完全なブロンドカラーの金髪だ。特に不良ということではなかったが、不良に見られることもたま~にあった。でも全てをまっ金々にすると頭皮にダメージが与えられ、将来さらに禿げるのではないかと思い、根本はブリーチで染めないようにかなり気を付けた。正直言われないでもわかっている。
20歳の俺、禿げている
18歳の時はどうか?
高校生の俺。髪は黒い。染めることは校則で許されていなかったからだ。しかし、通っていた高校は不良高校に近いものがあった。割と日常的に喧嘩なんかも起こっていた。そんな学校だからか、単刀直入にみんな言いたいことは言ってくる。俺の頭のことも言われたことももちろんある。「頭皮に将来希望なし」「薄さの骨頂」
今思え返しても悲しくなるくらい色々言われた。希望はないようだ。
18歳の俺、禿げている
15歳の時はどうか?
中学生の俺、そろそろ疲れてまうので端的に話したい。サッカー部の俺は雨が降ると目も当てられない頭だった。
禿げている。
12歳の俺、小学生だ。
兄に若禿げとディスられる。あだ名は若様だった。もちろん禿げている。
人生を回想しても俺の頭は常に禿げていた。本当に希望はないようだ
最初のコメントを投稿しよう!