遡り

12/31
前へ
/836ページ
次へ
仕方ないから振り返る。 ?「やっと振り向いてくれたわね?」 ……まさかこの人だったとはな、沢渡が惚れんのも無理ねぇわ。 紹介するとこの人は、神崎 刹那(かんざき せつな)って言って、まぁ簡単に言うと…逆ハーレム主人公と言えば良いだろう。 髪は汚れのない真っ黒で背中まで伸ばしたロング、眼はパッチリしていて若干つり目かな つまり容姿端麗の美少女、恐らく100人中120人と限界突破するほど男が振り向くだろう。 更に文武両道、成績優秀、スポーツ万能、おまけに生徒会長と来たもんだ 学校中の憧れの的ってやつだ。 タクト「…なにか?」 刹那「お礼が言いたいの、助けてくれてありがとうね」 …驚いた、今までこんなこと一切なかった しかし何故この人は沢渡に靡かないんだ。 当の本人は後ろで会長を見ながら頬を染めてる、完全惚れたな主人公よ。 タクト「別に…大した事はやってないですよ」 なんてツンデレだよ俺はぁーーー! 有り得なかった事だとは言え動揺しちまってる。
/836ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11785人が本棚に入れています
本棚に追加