プロローグ

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空の雲行きが怪しくなり公園にいた私は急いで家に帰った。 家に入るといつも笑顔で「おかえり」と迎えてくれる父と母の姿はなく、父と母のものではない靴が置いてあった。 リビングへ入ると部屋の中はとてつもなく暗く、恐ろしいほど静かで不気味に思えた。 こんな暗闇の中で人の姿が見えた気がした。 父と母だと思い幼い私は何も疑いなどなく近づいてみた。
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