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「あぁ…ぜっんぜん、わかんねー」
「ダメだよ、深谷君。
頑張って」
「いや、無理。
俺には無理。
絶対、無理!」
「もう…初めてまだ10分しか経ってないよ?
深谷君からだよ?英語、教えてって言ってきたの」
「あー、俺、今度こそ追試かなー?」
長い長い腕を目一杯伸ばして、畳に寝っ転がった深谷君。
私達は今、深谷君のお部屋で勉強中。
以前に約束していた、英語を教えてあげるっという約束を果たしている所。
この約束をしてきたのは深谷君だ。
赤点スレスレだから勉強教えてって。
なのに、本人がこの調子…
貴重な水曜日に勉強をしたくないのはわかるけど、赤点を取りたく無いのなら、もうちょっと…
ううん、まだまだ頑張らないと…
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