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「ねぇ、深谷君。
もうちょっと頑張ろう?
あと5ページ…ううん、2ページでもいいから」
畳に寝っ転がっている深谷君に話しかける。
約六畳ほどの深谷君のお部屋。
ここに漫画がいっぱい並べられてある本棚や勉強をしているガラステーブル、小さなテレビボードにテレビとバスケット関係の雑誌。
そして、身長が高いからって、普通のベッドじゃ寝れないから買ってもらえなかったから、万年床のお布団が一組。
今日…私が来ることがわかっていたんだから、お布団…たたんで置いてほしかった…
別に何かを期待しているわけじゃないけれど…
「あー、あと2ページな。
やるかぁ…」
「あっ…う、うん!
はい、頑張って?」
テーブルに転がっていたシャーペンを深谷君の手のひらに乗せた。
いつも繋いでる時思うけど…
手、大っきいな…
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