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別れ
君の潤んだ瞳
産声みたいに叫んだ声
あと少しで届きそうな
君の手も
行かないで…
僕は背中でうけとめてる
頬を流れた水は
音もなく地上に戻ってく
その存在を隠すかのように
バイバイ
それから
私の頭の中が
真っ白でどこまでいっても
真っ白で
やっと見つけた思い出さえ
砂となって消えてゆく
嫌だ
僕は離れたところから
君の幸せを願ってる
けど君はずっと
上の空
時に泣いては
壊れてしまいそうな
ガラスの心を
必死に守り続けている
ごめんな
何もかもない私
無気力 脱力感
ただただ
ぽっかり空いた穴が
塞がらずに
そこから大量の涙をもたらす
また、逢いたい
僕は君も守れない
そばにいることも
ハンカチを渡すことも
慰めることも
何にも出来ない悔しさが
僕が授かった最後の運命
君の側に行きたい
で生きたい
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