大人のパーカーを被った夢見る少女

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「違う?」 「うん、その女の子達には悪いけど…奈々は違うから…そのこうやって触れてるだけで満たされる」 「…………」 「奈々の病気とか勿論考えるけど…それより奈々が俺の事好きって思ってくれてるだけで良い」 「想ってるだけ?」 「そう…こうやって触れられるのは嬉しいけど…気持ちだけで嬉しいから…あまり考えなくていい……好きな人が少しでも嫌な事はしたくない」 耳元で囁く様な声に心臓がヤバイ 「急に恋人同士にならなくていい……少しずつ今まで通りで行こ?」 「……うん、今まで通り……」 「そう……今まで……っ……何だよ?」 抱き締めてる胸を押すと京介が地面に尻餅を着いた そこまで強く押したかな? 「苦しいのよ、馬鹿力!」 「お前……」
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