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「えっ。」
ふわっと、唇に彼の唇が触れた。
それも一瞬。
「って・・・・、ちょっとぉ!」
かあっと赤面しながら少し声を荒げた。
テーブルの向こうには、
何もなかったかのように涼しい顔で窓の外を眺める彼。
「なんで突然 そういう事を・・・。」
まだドキドキしながら言った。
窓の外から少しだけ視線を動かして、
「・・・してほしそうだったから。」
ぼそっと言った。
って、言うか?んで、するか?
こんな普通に焼き魚定食出てくるような食堂で!
彼の行動に、相変わらず私は言葉を失った。
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