風邪と自覚と残された想い

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明久side 僕が女の子になってから正式に吉井明久から吉井アキになった 下着も制服もちゃんと僕のサイズに合ってる そして毎月2、3回は知らない人に告白されるが雄二、康太、秀吉、久保君が必ず阻止する そして力も女の子になってからというものの重たいものは持てずにしかも高い場所には手が届かないから大抵背の高い雄二や久保君、康太が手伝ってくれている この学校の女生徒もなれたのか僕を女の子扱いしてくれる けど数ヶ月経っても着替えとかにはなれずじまい そして僕の中に一つの想いがあった けどそれは4人に対してだった すごく悩んで、悩んで悩んだ結果 明久「風邪、ひいた・・・・・・」 あいにく家族は海外で留守。 医者によれば知恵熱らしい ちゃんと家族にも女の子に替ちゃったと報告すればすんなり受け入れられてなんと収入が倍増! こんな嬉しいことはないけど女の子って大変なんだなぁと常常思う とにかく、早く熱を直さないと下手すれば3人が見舞いに来るとか言い出しそう まぁ一応4人には風邪ひいたから学校休む。僕のことは気にしないでと一斉送信した 明久(けど、一人なの、すっかり忘れてたよ・・・・・・) 寂しくないといえば嘘になる けど4人に頼るわけには行かないと思ったところでおでこにひんやりと冷たい感触が伝わってきた うっすらと目を開けるとそこにいたのは雄二だった 明久「ゆう・・・・・・じ?」 雄二「学校、休んできた。お前は寝てろ」 そういった雄二は照れくさそうに頭を撫でてくれる 嬉しかった・・・・・雄二だけが僕の家族の事情を知っていたから学校を休んできたんだろう 安心したらそのまま僕は眠ってしまった
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