風邪と自覚と残された想い

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坂本side 朝起きてすぐにメールの受信があった。 一斉送信もの。 差出人はアキだった 朝早くに一斉送信?とか思いメールを開くとアキを思ってる3人のアドレスも一緒だった 内容は『風邪をひいたので学校休みます。3人は気にしないで学校に行ってください。明久』 なんて内容で飛び起きて俺も休むと連絡を入れアキの家に走っていた アイツの家は両親が海外。 姉貴も今はアメリカだったから家にはアキ一人だった そしてたどり着いてドアを開けると鍵が掛かっていなかった 無用心だな。 と思えばあのメールは一斉送信だったなと思い俺たちの 誰かが学校帰りに来るとでも思ってたんだろう そう思いながら寝室を開けると真っ赤で寝てるアキを見つけた 苦しそうで今にも熱が上がりそうな勢いだった 急いで冷たいタオルを置くとアキが目を覚ます 明久「ゆう・・・・・・じ?」 弱々しい声で俺の名前を呼ぶアキ。 雄二「学校、休んできた。お前は寝てろ」 そんな言葉が照れくさくて頭を撫でたら嬉しそうに微笑みそのまま眠りについてしまった ここに俺しかいないってことは、後の3人は学校なんだろう 俺達はアキの気持ちを知っていた 俺やムッツリーニ、秀吉に久保。4人に対しての意識は向いていた けどこうして倒れたってことは頭の悪いアキが悩んで悩んで悩んだ結果なんだろう 俺たちに対して送ってる笑顔は一緒だった きっとアキも悩んでいるんだろう どうやったら俺たちを傷つけないで済むのかと 思いをひとつにまとめられなくなったアキは知恵熱を出したわけか・・・・・・ しばらくすると楽になったのか弱々しいアイツは健やかに眠っていた そして夕方頃になるとアキが目を覚ました
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