風邪と自覚と残された想い

5/7

51人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
坂本side 看病をしてたらアキが完治したせいかいきなり翔子の名前を出した 気にはなったけど引き返そうとしてドアを開ければ泣き声 俺の名前を泣きながら呼ぶアキ そんなアキを見ていられなくてその場からアキに気づかれないように立ち去る 馬鹿だ。馬鹿だ!! 雨が降る中俺はあの時にアキを抱きしめられなかった悔しさと翔子の存在が嫌になった 家に帰れば体を拭くことも忘れ部屋に入ると幼馴染の顔 翔子「雄二・・・・・・濡れてる・・・・・・今タオルを・・・・・・」 雄二「どうしてだ・・・・・・翔子」 翔子「・・・・・・雄二?」 初めて翔子の前で流す涙 雄二「アキが風邪をひいて、看病に、行ってた」 翔子「浮気は許さ・・・・・・」 雄二「俺は、あいつを抱きしめられなかった!!辛そうで、泣いてて!!今にも壊れそうなアキを!!俺はアキが好きだ!あの時、初めてアキを目にしてから、好きだった!!なのに!!なのに・・・・・・アイツは、アイツは俺が翔子といるから泣いたんだ!!」 翔子「雄二・・・・・・」
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

51人が本棚に入れています
本棚に追加