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坂本side
俺は走っていた
朝から見当たらない二人
アキと翔子がいなかった
ムッツリーニの情報によると姫路や島田が教室に戻ってきたらないていたそうだ
理由は女として生きていくと決心したアキの気持ちからだった
雄二(間に合ってくれ!!)
今アキが翔子に会ったらなにをされるか一目瞭然だった
俺の部屋にあった翔子の置いていった釘バッドが無くなっていたからだ
あの翔子が素直に遊園地のチケットなんて渡すからへんだと思っていた
雄二(くそっ・・・・・・なんで遠い所にいたんだよ俺!!)
グラウンドにいた自分を妬むように屋上へと駆け上がった
あがる息、疲れる足
雄二(休んでる、場合じゃねぇだろ!!俺・・・・・・早く、行かねぇと・・・・・アキが・・・・・・殺される!!)
屋上にあがる階段の途中で息が上がる
休んでる暇はない
息を整えつつ屋上へと向かっていた
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