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明久side
翔子「吉井はずるい」
そう言われた
明久「ぅん。確かにずるいかもね・・・・・・ずっと姫路さんと美波の返事をしてあげられなかった」
翔子「そっちじゃない」
そっちじゃない?どういうことだろう
翔子「雄二のこと・・・・・・ずるい」
明久「気づいてたんだね・・・・・・」
こくんと頷く霧島さん
お互いに背中合わせに不思議となった
明久「ごめんね・・・・・・・霧島さん。霧島さんにも辛い結果になったよね」
翔子「吉井の気持ちを、知りに来た・・・・・・・」
明久「そう、だよね・・・・・・・言わなきゃいけないよね・・・・・・・」
翔子「私は雄二を愛してたし好きだった。そしてお嫁さんになる決心もあった」
明久「だろうね・・・・・・だから雄二が昨日看病しに来て僕が完治したらかえしたんだ・・・・・・霧島さんのために・・・・・・・」
翔子「昨日、雄二が泣いていた・・・・・・」
悲しそうに俯く霧島さんを見て僕は空を見た
明久「そっか・・・・・・」
翔子「どうして、いままで雄二の気持ちに答えなかったの?」
明久「僕は優柔不断だったんだ。どうしても秀吉、ムッツリーニ、久保君・・・・・そして雄二が同じ場所にいたんだ」
今にも泣きそうな霧島さん
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