第二話 とある兄と神様と

2/6
153人が本棚に入れています
本棚に追加
/49ページ
さて、少し時間を戻そう…… アポロンは今回の事、そして原因を話していた……ガクブルしながら…… 「今回、武流くんが消息不明になった原因は、アテナなんです・・・ 異世界ギルアを管理しているアテナは、人間の能力を高めようと世界にモンスターを放ちました 数世紀たち、人間は能力を上げ魔法と科学を発展させました、こうなると通常のモンスターでは太刀打ちできません… なのでアテナは他の世界から人間を連れてきてダンジョンマスターにしました すべてギルアに存在する人間の為です」 良平は話を聞きながらも、冷静に怒りを統制している それはアポロンが本当に申し訳ないと思っているからこそだった 「で、その連れて来られた人間、つまりダンジョンマスターはどうすれば元の世界に戻れるんだ?」 「アテナが許可しない限り不可能なのです……しかしボクは、もう我慢の限界なのです!!! アテナのしている事は許されるべきではないです!! だから御崎さん、力を貸してくださいです」 「だけど、一体どうするつもりなんだ?アテナってアポロンと同じ十二神の一人で戦いの神だったけ?」 「戦いの神ではなく、戦略の神なのです たしかに、御崎さんではアテナに戦いを挑むのは無謀を通り越して絶望なのです…… だから私が力を授けるです!!」 真剣なアポロンの気持ちを聞いた良平の反応は…… 「ちから?って事はチートかな?かな?」 「………えっ?」 「はよ、チート能力カモーン━━━ヽ(´ω`)ノ ━━━!!」 開いた口が塞がらないとはこういう事を言うのだろうか……愕然とするアポロンは一つ思った…… 人選ミスったかもです……と
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!