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………何もかもが止まっていた………
目の前の筋肉男の振りぬかれたはち切れんばかりの腕も・・・良平の身体自体も・・・
そして不思議な事に、目の前にはいくつかの選択肢が現れていた
『ボクシング クロスカウンター』成功率20%
『太極拳 化剄』 成功率80%
『合気道 隅落とし』 成功率65%
良平の身体は動かない……
しかし、思考だけははっきりしていた…
そして感じ取ったのだ…これが幻想闘技なんだと…
そして良平は一番成功率の高い化剄を選択した
選択した瞬間、時間が急激に加速する
「チィ!!」
筋肉男の豪腕が炸裂するかと思われた瞬間、良平はその力をいなし、力の方向を変えさせる
その豪腕は床を砕いていた
「……これが幻想闘技」
「そうなのです!!幻想闘技は御崎さんの記憶にある技を選択し、それを発動させる事ができるです!!」
「これは使いようによっては、つかえるなぁ……」
「さぁ、御崎さん!!幻想闘技を使って筋に………
フレッシュゴーレムを倒してみるです!!」
「…………おまえ………筋肉男って言おうとしたよな…
まぁ良い、さぁて筋肉野郎……いっちょ相手してもらおうか!!」
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