第二話 とある兄と神様と

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………何もかもが止まっていた……… 目の前の筋肉男の振りぬかれたはち切れんばかりの腕も・・・良平の身体自体も・・・ そして不思議な事に、目の前にはいくつかの選択肢が現れていた 『ボクシング クロスカウンター』成功率20% 『太極拳   化剄』      成功率80% 『合気道   隅落とし』    成功率65% 良平の身体は動かない…… しかし、思考だけははっきりしていた… そして感じ取ったのだ…これが幻想闘技なんだと… そして良平は一番成功率の高い化剄を選択した 選択した瞬間、時間が急激に加速する 「チィ!!」 筋肉男の豪腕が炸裂するかと思われた瞬間、良平はその力をいなし、力の方向を変えさせる その豪腕は床を砕いていた 「……これが幻想闘技」 「そうなのです!!幻想闘技は御崎さんの記憶にある技を選択し、それを発動させる事ができるです!!」 「これは使いようによっては、つかえるなぁ……」 「さぁ、御崎さん!!幻想闘技を使って筋に……… フレッシュゴーレムを倒してみるです!!」 「…………おまえ………筋肉男って言おうとしたよな… まぁ良い、さぁて筋肉野郎……いっちょ相手してもらおうか!!」
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