第二話 とある兄と神様と

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筋肉男は緩慢な動きで良平を叩き潰そうとする しかし良平はあせらない……… 筋肉男の動きを見ながら選択肢を意識する……   『合気道   小手返し』  成功率68% 『ムエタイ  飛び膝蹴り』 成功率72% 『八極拳   裡門頂肘』  成功率53% ムエタイを選択 「でりゃぁ!!」 跳躍した良平の膝は筋肉男の顎を蹴り上げた その後、八極拳、空手、プロレス技と様々な技を使いダメージを与えていく アポロンはワクワクしながら良平の技を見ている……そして 「御崎さん!!奥義選択です!!」 アポロンの掛け声に、とっさに反応する良平は意識を集中する 「奥義選択」 『奥義 爆気発剄』 『奥義 ギロチンナパーム』 『奥義 一点極波』 記憶にない技名に驚く良平…しかし、戸惑いは無かった 「『奥義 一点極波』を選択!! …ッセイ!!」 筋肉男の胸中を良平の拳(こぶし)が貫く その衝撃は筋肉男の背中まで貫き、アポロンまで吹き飛ばす そして、ぽっかりと胸に穴を開けた筋肉男はそのまま膝を折り沈んだ…… 「威力高すぎだろ……奥義」 良平は呆然と自分の拳をみている すると、吹き飛ばされたアポロンが戻って来た 「あたたた……御崎さん、如何でしたか?幻想闘技の感想は?気に入ったです?」 「アポロン……すげぇなこれ……… なぁ、もう一つの太陽神の誓約書ってのはどんな能力なんだ?」
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