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良平は幻想闘技の力を知り、もう一つの能力が気になって仕方が無かった
「太陽神の誓約書は召喚した者と戦い、勝つ事によって従者にする事ができる能力です!
召喚できる回数は6回です
負けた場合、御崎さんが従者にした者は全て開放されてしまいますです
1回目で負けた場合はその後の召喚は不可能になってしまうので注意してくださいです!
そして、召喚されるのは御崎さんに一番必要な者ですから、がんばって闘ってくださいです!!」
「なるほどな……了解した、必要な時に使わせてもらうわ」
「あと、これは私からの餞別です、神器の元素と、太陽の光明です
これを使って御崎さんの武器を作ってくださいです
それから、この珠を武流くんに飲ませてください、記憶が戻るです
最後にこの宝玉をダンジョンコアに押し付けてくださいです
そうすれば、ダンジョンコアはアテナの力を阻害するです、コアも協力的になるですよ」
「お、おう、ありがとな………」
その時、良平の元に微かに聞きえる何かを感じた
!!!!!!!
「この声は………愛しのマイブラザアァァァァァァァ!!!!」
「へ?どしたです?」
「弟が!!武流が泣いている!!お兄ちゃんが今行くぞぉぉぉぉぉ!!!」
その瞬間、良平の身体から異常な力が解放される
良平は、強引に何の考えもなくその力を操り、空間に亀裂を生じさせた!
「たけるぅぅぅぅぅ!!」
良平はその空間から姿を消した……
「なんでそんな力持ってるです!?……ブラ魂って…こわいです……」
アポロンは良平が姿を消したその場所を、呆然と眺めているのだった……
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