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武流は11才と言う年齢から考えると、このようなシュミレーションゲームなどを良くやっていた為理解が早かった
しかし、いざ実行しようと思えばもちろん11歳、つまり子供の恐怖心はあり、決断は兄の良平に委ねるのが多かった
まぁ、その兄と言えば前のシートで爆睡しているのだ………
それから数時間、武流はガイアに質問し、それにガイアが答えるという形で過ぎていったのだった
気付けば、ダンジョンが司令室に変化して7時間が立とうとするのであった
良平が起きたのはそれから3時間ほど立った後、いつの間にか司令室には扉が増えており、武流の姿は消えていた
「なぁガイア………武流は何処に行った?」
「マスターはご自分のお部屋にて良平様をお待ちになっております」
「え、そうなん?
それで武流は何処にいんだ?」
「良平様から見て、右の白い扉の部屋におられます」
良平は、わかったといってその部屋に向かう
扉を開けると………何故か綺麗なお姉さんが居た
「アノ………どちらさま?」
「あら貴方が良平ね………
私はヴィヴィアン……湖の精霊よ…
よろしくね…」
「あ…あぁ、そうです……
武流の兄の良平です」
そう言って頬を紅くしながら良平は頭を下げた
「あら、貴方も可愛らしいわね……
私の事はヴィーって呼んでね、マスターが名付けてくれたから…
今マスターはベッドでおやすみしているわ、食事が出来ているから此方へいらっしゃい」
ヴィーに連れられて良平は隣の部屋に行くと、そこにはテーブルや本棚、生活用品など地球に居た時と同じような部屋が存在していた
「お、ハンバーグ!!
そういや腹減ったな………これ食べても良いの?」
「えぇ、マスターが『良にぃが起きたら案内してあげて』って話してたから…
どうぞ、召し上がれ」
ひとまずはその言葉に甘えて食事をしながら、ヴィーと良平は談笑を始めるのであった
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