第一話 とある子供と迷宮と

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「武流……今からいくつか質問するぞ?」 「うん」 口の中でコロコロと飴玉を事がしながら返事をする 「お名前なんですか?」 「ボクの名前は御崎武流です」 あれ!?さっきは思い出せなかったのに!! 良ニィは笑顔で質問を続けてくる 「何才ですか?」 「11歳です!!」 自分の歳も!! 「俺はだ~れだ?」 「良ニィ!!」 そう言って思いっきり飛びついた 良ニィも笑顔で受け止めてくれた 「ボク、思い出した!!お父さんもお母さんも良ニィも!!」 「おぅ!!俺は良ニィだぞ!!」 それからしばらく、良ニィはボクにあった出来事を話してくれた 居なくなった事、お父さん、お母さんの事、そして今の状況の事 そしてこれからやるべき事も…… (ワタシ……空気……です…)
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