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驚きはしたが、迷惑だとは思わなかった。四谷さんは、上司であると同時に、大切な友人でもある。
「お相手の方と上手く行ったみたいで、よかったです」
率直に気持ちを伝えると、四谷さんがありがとうと笑った。
「伝えきれていなかった気持ちを、やっと伝えることができた気がする。それで昨日から、恋人に昇格してもらった」
「おめでとうございます」
もう一度僕はジョッキを上げ、彼と乾杯をした。
「……そういえば」
「はい」
「あれが、君の片想いの相手か?」
からかうような口振りに、そうですね、と応じる。
「イケメンだな」
外見が整っていることに、否定の余地はなかった。
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