第1章 変わらない日々

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『ピピピ ピピピ ピピピ』 今まで 何回、この目覚まし時計の音を聞いて、何回、憂鬱感と脱力感を味わっただろうか。 学校がある日の朝と休日の朝は、こうも感じ方が違うのか。 、、、それくらい私はいつも学校の朝は憂鬱だ。 重い体を起こし、リビングへ向かう。 また、いつもの毎日が始まる。 リビングのテレビにはいつも同じみの、美人お天気キャスターが映っていた。 にこにこ笑うお天気キャスターも、今はかなり憎たらしく思える。 「千尋ー、お母さん今日も夜勤だから、夜ご飯はてきとーに食べちゃってー」 私の1時間は早く起きてただろうお母さんが洗い物をしながら、言ってくる。 「んー」 不機嫌な、私は返事をするのもめんどくさくて、用意された食パンにかぶりつきながら、てきとーに返した。
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