4人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
『ピピピ ピピピ ピピピ』
今まで 何回、この目覚まし時計の音を聞いて、何回、憂鬱感と脱力感を味わっただろうか。
学校がある日の朝と休日の朝は、こうも感じ方が違うのか。
、、、それくらい私はいつも学校の朝は憂鬱だ。
重い体を起こし、リビングへ向かう。
また、いつもの毎日が始まる。
リビングのテレビにはいつも同じみの、美人お天気キャスターが映っていた。
にこにこ笑うお天気キャスターも、今はかなり憎たらしく思える。
「千尋ー、お母さん今日も夜勤だから、夜ご飯はてきとーに食べちゃってー」
私の1時間は早く起きてただろうお母さんが洗い物をしながら、言ってくる。
「んー」
不機嫌な、私は返事をするのもめんどくさくて、用意された食パンにかぶりつきながら、てきとーに返した。
最初のコメントを投稿しよう!