第1章

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俺って小説家の卵やねんな! つまり、作家の卵。 この卵は、孵化して無事に普通の小説家になれるだろうか? 普通の小説家でいい! 類は夢を見た! いつも見る夢だが、途中で醒めてしまった! 世界中を旅行したかった。 でも、金がなかった。 何にしても、金だった。 留美子はぼーっとしていた。 突然、雨が凄く降ってきた。 しかし、負けなかった。 負けてたまるか。 最後まで勝負は分からない。 人生と勝負していた! 一度きりでいいから、自由になりたかった! もう何もいらない。 理想の天国がそこにはあった! しかし、手が届かず、途方に暮れた。 僕が天才の証明をしなければならなかった。 雨は次第にやんできた。 留美子も一安心して、眠りに落ちた。 それは、とても深い眠りだった。 もう少しで自由まで手が届きそうだった。 後少しという所で、終わっていた。 一人前の小説家になりたかった。 お金が必要だった。 後もう少し寿命が長けりゃなぁ…。
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