9人が本棚に入れています
本棚に追加
「なんで泣いてるん?」
「…」
「…あたしさやか!名前は?」
「…みるきー」
「みるきー?笑」
「わたなべみゆき」
「そっか!家その辺なん?」
「うん…」
「ニコッ じゃあまたあえるな!」
笑顔がかわいい子だった。
それからわたしとさやかちゃんは度々公園で会うようになって
毎日会うようにまでなった。
さやかちゃんといるとドキドキするし毎日がキラキラして見えて楽しかった。
でも家に帰るとあの人とパパはわたしをいない存在として扱って辛かった。家に居るのが嫌でわたしは家を抜け出してあの日のさやかちゃんみたいにジャングルジムのてっぺんに登ってあの日のさやかちゃんの話を思い出した。
最初のコメントを投稿しよう!