みるの一日 <平日編>

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みにゃさん、こんにちは。 ぼくのなまえは、みるといいます。じぶんのことをぼくっていっていますが、れっきとしたおんなのこなんです! こうして、みにゃさんにちょくせつしゃべりかけるのははじめてですが、よろしくおねがいします! ぜんぶひらがなだけど、ゆるしてくださいね。 それでは、ぼくのへいじつのいちにちをごらんあれ。 ――――― ――― ― 「ん~っ、朝か……」 「みー(おはよー)」 「ん、みる、おはよう」 このひとは、ぼくのごしゅじんさまの『兎山 瑞樹』さん。いつもいっしょにいてくれるやさしいひとです。あと、すっごくつよいです。 「よっしゃ、朝飯にするか」 「にー! (わーい!)」 あさごはんは、いつもみずきさんがつくっています。ぼくがくるまではひとりだったみたいですから、さびしかったんじゃないかにゃぁ。 「ほら、鮭の切り身だぞ」 「みゅっ(いただきます)」 それでは、ぼくのとくぎをおみせしましょう! ひぎ! ちょうぜつはやぐい!! 「にゃにゅ(ごちそうさまでした)」 「記録、十四秒。早食い選手権出れるな。人間じゃないから無理だけど……」 それはおしいです。にんげんにまじってさんかしてもいいとおもうのに。 そのあとはいつも、みずきさんがごはんをたべるのをながめてあくびしたり、おうちのなかをさんぽしたりします。 .
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