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ポタリポタリと――。
肩と胸に蝋が落ちていく。
「やめてぇぇ!!」
強烈な熱に身体が弓なりにしなり。
「大丈夫ですよ。これはね、お遊び用の低温の蝋燭なんです。熱いのは一瞬だけ……。傷もつかない」
ポタリポタリ――。
胸の頂きに蝋が垂らされ――。
「いやぁぁ!!」
「でも、貴女の身体。今、とても過敏になってるんでしたね」
陰惨な笑いをその美しい顔に浮かべながら、寒波が言葉を紡いでいく。
「それとも……痛みが快楽に変わってきてますか? 貴女は……“淫乱”だから」
淫乱という部分を強調して言われ、屈辱で悔しくて、唇を噛みしめる。
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