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「なんでこんなことするのか? そんな顔をしてますね」
寒波の指先が身体をなぞるように降りていき、淡い茂みに隠された秘めたる部分に触れる。
「……ああ!!」
悲しいぐらいに身体が反応してしまう。
「教えてあげたいんですよ。貴女が本当は何を求めて、何を望んでいるのか。貴女の淫らな本性を教えてあげますよ」
相変わらず――言葉とは裏腹な優しい指先。
――くらくらする。
「僕と主人の二人で……」
優しい指先と耳元にかかる甘い吐息に頭がボンヤリと霞む。
――二人?
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