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ギシリとベッドが鳴る。
いつの間に居たのだろうか。
ユウが私を見下ろしていた。
狂気と欲望のこもったあの瞳――。
ゆっくりと私に近づき、唇が首筋に触れた。
「やだ……」
身体を捩り、ユウの唇から逃れようとしても叶わず。
「主人、彼女……誘ってるみたいですよ」
私の身体が動くのを見て、寒波がそれを揶揄する。
「誘ってなんか!!」
さざ波のように襲ってくる快楽を振り払おうと必死になっている私を嘲笑うかのように、二人は私の身体をなぶり、責め続ける。
「そうそう、なんで僕たちは動けるのか知りたかったんですよね?」
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