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「ん、ん…」
そろそろ起きよう。
何時間経っただろうか。
いや、まだ何十分しか経っていないかも。
「…う~。…んん?」
うつ伏せから、顔を動かして横を見た。窓を見る為にだ。
でも窓じゃなくて違うものが視界を支配した。
「…おはよう」
「………おはよう」
「………」
「………」
じっと見つめてくる瞳。
汚れを知らないような綺麗な無垢な瞳。
…えっ?瞳?
「…えっ、と…」
「紺野」
知ってる。
君は、隣の席の紺野航君。
違う。違うよ、私が聞きたいのは…
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