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なんと、母が人のベッドに寝転んで壁をコンコン、と叩いていたのです。
「え?本当に何してんの?」
「いつまで経っても気付かないし、なんか真面目に勉強してて明日槍でも降るんじゃないかなーと」
「失礼な!!俺が真面目に勉強してちゃ悪いのかよ!?」
俺の恐怖心返せ!!
「あ、もしかして熱あった?」
「………はぁ……脅かすなよ…本当に怖かった…音量上げちゃったじゃん」
「うん、知ってる。何やってんのコイツ馬鹿じゃね?とか思って見てたし」
「母さんせいだからね!?」
なんてやつだ…
このままだと話が脱線する……
「……で、用件は?」
「無いけど?」
「は?人の勉強時間邪魔しておいて何もないの?」
「暇潰し」
こ、こいつ…いけしゃあしゃあと…!!
「………もう帰れよぉぉ…」
「バイバーイ」
「本当に帰った!?」
遊ぶだけ遊んだ自由奔放な母は自室へ帰っていきました。
その後、再び勉強する気分にはなれなかったので大人しく寝ました。
本当、母は何をしに来たのでしょう?
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