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「っ!?
…ハァ、ハァ、ハァ……」
何……?
今の夢は……。
いやにリアルだった……。
誰かに呼び掛けられていて、『目覚めよ』ってずっと言われてる。
今もあの声が頭から離れない。
目覚めよって……母様の力を?
大切な者と自分自身を護るために……。
でも、一体どうやって?
「ん、……」
「、!!」
駄目だ、これ以上考えてても何も分からないし決まらない。
諒を起こしちゃうだけだよ。
……でも、もう夢は見たくないから眠れない。
私は開いていた窓から一人静かに夜明けを見詰めていた。
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