始まりの一歩

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「なら俺は左、紅葉は右に走るぞ。 多分、妖は三匹。 妖が追ってきたらすぐに封じて助けに行ってやるから」 諒は歩く足を少し速めながらそう告げる。 「札の準備は良いか? 行くぞ、一、二、三ッ!!」 諒の言葉を合図に私達は走り出す。 妖がどう分かれて追ってきているのか分からなかったからちらりと後ろを振り返る。 「ッ!?」 妖は三匹共私を追ってきていた。
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